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ブロマガって何?
2009.12.01 / Top↑
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ブロマガって何?
2009.12.02 / Top↑
 ここでちょっと話はさかのぼるのだが、我が、小説を書く、などという大それたものに関心をもち、やってみたいと思うようになったのは、大学三年の春からである。

 人からはよく、子供のころからそういうことに興味を持っていらしたのでしょ、といわれるけれど、まったくそうではない。

 家に本はたくさんあったけれど、それは父親が本の蒐集家であったからで、遊んでばかりいた我とは関係がない。母親ときたら、我がいくらワンパクでも(いなかではゴンタといった)、通信簿が1と2のオンパレードでも、勉強しなさいといったことなど一度もない。

 ごリッパ、としかいいようがないほど、わが子がアホウなのかカシコイのかわからない有様でも、それだけはいったことがなかった。
2009.12.02 / Top↑
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2009.12.03 / Top↑
 その点、世の母親とはまったく違う人だったから、我の育ちようも野放図だったのだろう、中学生くらいまでの本の記憶といえば、これは買ってくれといったマンガと、ただ買って置いてあった少年少女世界文学全集を、あるから読んだくらいのものか。

 野山で遊んだ子供は、やがてスポーツに関心をもつ。中学時代はテニスでならし(サウスポーの強者だった)、高校時代はそれに加えて体操を、東京オリンピック(昭和39年)の大なる影響ではじめ、これは週に2回の部活であったからどうにもならなかったが、大学へ入ってからはボーリングのプロをめざして(マイ・ボールを買って)頑張ったこともある。
2009.12.03 / Top↑
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2009.12.04 / Top↑
 そもそも大学を選んだ動機というのも、不純というか、若気の至りというか、芸能人(歌手とか役者とか)になりたいという、おそろしくいいかげんなものであったから、モノを書く、などという、ある程度まじめでなければならない、それにむずかしそうなシゴトなどは考えもしなかった。

 大学へ入ると、さっそくフォークギターのグループをつくり、浅草にあった歌謡学院へ通い、池袋のボーリング場へ通い、学校では演劇サークルに入って役者をやり、果ては映画監督なんかもいいかな、などと現実離れのした夢(というよりボウとした白昼夢)ばかりを追っていた。

 まだまだ、五歳のお嬢ちゃんを相手に話をするほうがふさわしい、ガキというにはあまりの有様であったのだ。
2009.12.04 / Top↑
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2009.12.05 / Top↑
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2009.12.06 / Top↑
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2009.12.07 / Top↑
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2009.12.08 / Top↑
<あなたが裁判員なら、この事件をどう裁きますか?>


 二〇〇九年から始まった裁判員制度。
 笹倉明氏の『推定有罪』は、この制度を生む背景となった「えん罪」をめぐる、法廷ノンフィクション・ノベルです。

 当初、新聞小説として発表され話題を呼んだこの著作が、この度、岩波書店から文庫化されることになりました。
「裁判」を学ぶためにも、格好の書です。

 三月十六日発売。定価一三〇〇円。

 年明けにも、このブログにて「著者サイン・印鑑入り文庫本」予約受付を開始する予定です。
 また、OFF会を兼ねた記念講演会も計画しております(2010年4月頃)。
 詳細は追ってご連絡致します。お楽しみに!
2009.12.08 / Top↑
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2009.12.09 / Top↑
 それが、二年の間に、すべてが絶望へと転じた。音楽の才能は、いま有名になったり、世界で活躍している人たちと比べてやや劣っていた(このややが実は大きいのだ)し、ある有名な映画監督の六番弟子とかは、月給5,000円(!)と聞いて生きていけないと思ったし、ボーリングのプロもいま一歩、才能が足りないようだし、資金もない、ということでバタバタと望みが消えていった。
2009.12.09 / Top↑
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2009.12.10 / Top↑
 その上、学園は荒れ放題、革マルの拠点だった文学部は、ロックアウト、授業妨害、内ゲバのメッカと相成って、落ち着いて学問することなど不可能、それどころの騒ぎではなくなった。

 高い授業料を払っているのにどうしてくれるんだ、というのが大勢の声であったが、かき消され、我はといえば、ほとんどがそうであったノンポリの一人、集会に顔をみせてもどうしていいかわからない。まさしく、僕って何(同じクラスだった三田誠広の芥川賞作品)といったところ。(ちなみに三田君によると、隣のクラスには村上春樹がいたという。)

 そうして途方に暮れたまま、一応、三年生へ、学年だけはどうにか進むことになる。
2009.12.10 / Top↑
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2009.12.11 / Top↑
 なりたかったものが、すべてダメになった、ということはどういうことかをつらつら思うに、それは本当になりたかったものではない、ということだ。

 うつろなる青い日々、というべきか、さきほど白昼夢と書いたけれども、どうして歌手になりたいの、と聞かれたときに、ただ歌が好きだからとか、有名になりたいからとか、お金がもうかりそうだからとか、およそロクでもない理由しかなかった。

 人が何者かになるということは、オレにはこれしかないんだという、つよい動機というか、信念というものがなければならない。それがなければ、どうしてもなりたい、なってやる、という意志力が生まれてこない。ちょっとした壁に行き当たったり、ハードルが高かったりすると、すぐにあきらめる、引き返すというのは、才能のあるなしとは関係がない。
2009.12.11 / Top↑
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2009.12.12 / Top↑
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2009.12.13 / Top↑