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ブロマガって何?
2010.03.01 / Top↑
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2010.03.02 / Top↑
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2010.03.03 / Top↑
 旅の予定は、約一年間だった。休学届を出し、翌年の春までに帰国して四年生に復帰する。そして、その年のうちに卒論をまとめる、という順序だった。

 船にはもう一人、我の竹馬の友といってよいS君が同乗していた。当時はあった神戸商船大学(東京商船大学と並んで海運日本を担った。今は神戸大学に吸収されて霧消)の機関部(エンジンを担当する機関長コースで、船長コースはデッキといった)で学んでいたが、やはり現状に飽き足らず、海外へ目を向けた同世代の一人。

 後に船乗りとして世界を駆け巡ることになる彼とは、中学時代、同じテニス部のサウスポー同士、強者を競い合った仲であるし、京都で同じ浪人生活を送った仲でもあって、大学へ入ってからも、帰省すると必ず会っていて、海外雄飛の夢もまた共有したというわけだった。
2010.03.03 / Top↑
 ただ、ここが団塊世代の特質でもあると思うのだが、独自性もしくは唯我(独尊?)性というべき心持ちはお互いにあって、出るときはいっしょでもやがて別れる、そう、ヨーロッパに着いたら別れる約束をして、その通り、ナホトカ上陸後、ハバロフスクへ、さらにシベリア鉄道でモスクワへ、そこから再び列車でウィーンへ着くまで、二週間ほど同行しただけで、以降、バイバイをした。

 ひとり旅でなければ、得るものは少ない。

 これは今も我の哲学となっているが、竹馬の友は友で、それは自覚していたから、きれいさっぱり、何の未練もなく、じゃ、元気でな、と手を振った。
2010.03.04 / Top↑
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2010.03.04 / Top↑
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2010.03.05 / Top↑
 それからの旅は、もう一歩間違えば、間違いなく死に至っていたというしかない、よくぞ生きて帰ってきたというほかないほどのもので、しかし、それゆえに、みずからの血と肉に染みこむ体験として我が身に定着するものがあった。

 世界の有様、人間の生き様、この世の無常、非情、温情、とてつもない現実世界のありとあらゆる営みが、これでもかこれでもかというふうに我のボデーにブローをかましてくれた。

 今もはっきり憶えているのだが、旅の最後の地、バンコクからソウル経由で東京へ向かう飛行機の中で、ここで落ちて死んでも悔いはないだろうな、と思ったものだ。
2010.03.05 / Top↑
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2010.03.06 / Top↑
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2010.03.07 / Top↑
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2010.03.08 / Top↑
管理人です:

いよいよ『推定有罪』文庫本の発売が近づいて参りました。

以前告知しました通り、サイン本の販売をしたいと思います。

笹倉氏が10日以降にいったん帰国されるとのことですので、その直後に当ブログで告知いたします。
基本的に優良ブログご購読者さま向けですが、人数を切って無料部分の読者さまにもご利用いただけるようにします。
果たして何人の方にご提供できるか、また、そもそもどのように代金の受け渡しをするかで少々難題が…。

また、住所(送付先)を扱うため個人情報の取り扱いについても決めておかねば…と、この世はとかく住みづらいものです。ははー。

これらも含め、近日中にご連絡します。
お楽しみに~。
2010.03.08 / Top↑
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2010.03.09 / Top↑
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2010.03.10 / Top↑
 なぜ、そんなふうに思ったのかは、未だに不思議なところがある。ここで落ちたりすれば元も子もない、何のために旅をしたのかわからなくなる、というのがふつうであるはずだが、なぜかそうではなかった。

 人間というのは、真に充実した時間を過ごした後では、もう充分に生きた、これで死んでもかまわない、と思うものなのかもしれない。それ以降、そんな時間をもったこともないし、これでいいと思ったこともないので何ともいえないのだが、してみると、その一年間は我にとって、人生で唯一無二、二度とあり得ないページであったにちがいない。
2010.03.10 / Top↑
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2010.03.11 / Top↑
 そういえば、こうも思った憶えがある。無事に日本へ帰れたなら、「作家」になるための修業をしよう、と。

 これは、なぜそう思ったかの答えがある。何しろアイウエオしか書けなかった我であるから、一年間に体験したことだけでも充分にページが埋まる。書くことができたということが一つ。

 それから、見聞した世界を小説で表現したいという欲求がおのずと生まれたことだ。自分に文才があるとかないとかの問題ではない。そういうものを疑ってみる以前に、まずは書きたいものに立ち向かうしかない、そうしたいという身内からの衝動である。

 文章修業とは、つまるところ、それが基本。作家になるための条件はそれだと、我が断言するのは、そうしたみずからの体験からである。
2010.03.11 / Top↑
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2010.03.12 / Top↑
 もちろん、海外体験だけがよいのではない。我の場合はそうであったというだけで、人生の様相はそれぞれであり、書きたいと思うモノの中身はそれぞれだ。その欲求の程度というのもあるだろうが、とにかく、書いてみようと思うだけのモノ(対象、テーマ)がなければならない。

 それまでの我にはそれがなかったのだから、一行も書けなかったのは当然のことだったのだ。いや、若造なりに書くに値するようなことはあったかもしれないが、文章力がないのではお話にならない。文章力さえあれば、若いなりに、青いなりに何かを表現することは、例えば三田誠広(ミタセイコウ、と我は我の直木賞より10年も早く芥川賞をとった同級生<ワセダの文学部教養課程同クラス>を大作家?並みに呼んでいる)が高校時代にすでに学生コンクールで賞をもらっていたように、ある程度できたかもしれないが。
2010.03.12 / Top↑
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2010.03.13 / Top↑

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