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 しかし、こういう発音について、あまり神経質になる必要はない、と考えるべきだ。現地の人と同じ音を発するのはどだいムリな話で、大まかなところでよしとするしかあるまい。それよりも、やっかいなのは、声調という、わが母語にはない要素だ。それを間違えば、通じないどころか、同じような発音でも、まったく逆の意味になったり、とんでもない誤解を生む意味になってしまったりする。

 例えば、クライ、と発する語は、山なりの音、つまり上がって下がる(falling tone)だと、近い、の意だが、上り下りのない平坦な音であれば、遠い、の意味になってしまう。
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2014.09.08 / Top↑
 わが日本語の発音として、ペッ、というと、何の意味もない。口からモノをペッと吐く、といったりするくらいのものだ。ところが、タイ語では、このペッが非常にクセもので、発音と声調しだいでいろんな意味になる。(今日は、非常に久しぶりにうまい日本酒に酔ってしまったので、これまで!)
2014.09.15 / Top↑
 まずは、パ行の子音、ปを使った、เป็ด。これは、鴨、アヒルの意。唇をかるく突き出し気味に閉じて、ペッ、と発する。が、最後の子音、ดがまたクセもので、英語ではストップファイナル、日本語では末子音という。tの音で、あえて記せば、ペット、となるが、我われ異国人には、ほとんど聞こえない。無声音といっていい。が、これがタイ人には聞こえているというから、さすが母語というしかない。大事なのは声調で、尻下がりにペッ、と発する。

 それと同じパ行だが、ปではなくผをつかった語で、เผ็ดというのがある。同様にペッと記すしかないが、これは、唇を内側へ丸め込むように閉じて、ペッ、と(さらに低く、いわば地面に唾を吐くように)発する。辛い、の意。ペッ、ペッと二度くり返すと、非常に辛いときの捨て台詞となる。これも、ペット、と記している書があるが、トはやはりタイ人にしか聞こえない。
2014.09.23 / Top↑
 あと一つ、同じパ行で、ผではなくพの文字をつかい、เพชร、と書いてペッと読ませる語がある。発音はผの音と同じだが、これは尻下がりではなく、尻上がりに高く発する、ライジング・トーン。ダイヤモンドの意となる。

 このように、似たような発音でも声調によってまるで違う意味になってしまうわけで、タイ語のむずかしさはこの点にある。

 レストランで鴨を注文するとき、ダイヤモンドをくれ、といったところでそれが出てくるはずはないのだが、下手な発音を連発すると、非常に辛い鴨料理が出てくる恐れはある。私は一度、鴨を注文したはずなのに、別に注文した料理を非常に辛くされてしまったことがある。

 最近、この街(バンコク)では、注文品をお客みずからに紙に書かせるレストランが多くなった。店員の聞き違いや、物忘れが頻繁なことに対処するための法であるらしい。
2014.09.29 / Top↑

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