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 聞き違いでも発音がわるいせいでもなく、一つの料理が非常に辛くなってしまうこともある。

 先だっては、ある露店で、パッ<ト>・クラパオ・カイ、という普通はかなり辛くする料理を注文した。クラパオというバジル(香りがつよい種)をカイ(鶏肉)と炒めた(パット=炒める)料理で、ある大学がとったアンケート調査では、学生食堂の昼飯で人気ナンバーワンとなった。ご飯の上に、炒めたものをぶっかけて食べる、実に手軽で安上がり、辛いもの好きの人には実に適当な昼飯となる。

 これをぼくもたまに注文するのだが、唐辛子は一個よ、と小母さんに指まで出して念を押したのに、出てきた料理の辛さといったらない。

 こういう場合はどうしたらいいのか、つくり直せ、というのも偉そうだし、かといって、舌がひりつくほどの辛さには閉口してしまう。しかたなく唐辛子のカケラをできるだけ除けながら、水をのみのみ長い時間をかけて食べていると、おばさんが、辛かった? と平然と聞く。唐辛子は一個といったはずだよ、と不平を口にすると、その店では、あらかじめ潰して練ってものが用意してあり、それをひと匙入れた、つまり、一個はひと匙の意味だととられたことが判明した。

 ひと匙というと、プリック・キーヌーというとびきり辛い唐辛子(ふつうは赤いのを使う)、五個ほどの分量である。

 いやはや、異国ではこういう誤解がしばしばある。
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2014.10.20 / Top↑
 日本語には、同音異義語というのが非常に多い。それが、漢字を排するわけにはいかない理由の第一だと思うが、タイ語にもそれが多く、言語学的な共通項の一つだろう。

 タイ語では、漢字での区別ではなく、文字と声調の違いでもって区別している。先に紹介した、クライ(近い、遠い)やペッ<ト>(アヒル、辛い、ダイヤモンド)もそうだが、カオという語も代表格のひとつ。いろんなカオがあるのだ。

 まず、アオと読む母音、เ-า(-にはいろんな子音が入る)を使って表記するものがある。

 เขาと(声調記号なしで)記して、山、彼(彼女)、つの(動物の)、などの意となるが、これらは文脈からおのずと知れる。
次に、声調記号がつくもの。

 เข่า、は低音(ロー・トーン)記号がついて、膝の意。

 เข้า、は落下音(フォーリング・トーン)で、入る、の意。あと、いろんな動詞とくっついて、~の中へ、に向かって、の下へ、などを意味する助動詞的な働きもあるし、~と接触する、とか、混じる、(うまく)やっていく、などの意もある。

 日頃、よく使う、カオ・チャイ(わかる、理解する)は、チャイが心であるから、心に入る、の意。タイ語は論理的で、漢字とはまた別の意味でよく納得がいく語が多い。
2014.10.27 / Top↑

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