その恐ろしい図がなぜか消えてしまったのは、私にとって何よりの幸いでした。以前なら、そんな悪夢で目が覚めると、しばし呆然として、どうしてこんなユメをみるのか、よほど自分は深い罪を背負って生きているのではないか、などと考え込んでしまったものです。実際、その憶えもないわけではないので、困ったものであったのです。

 酒がワルさをしていたことは、もはや疑いようがありません。敵はサケにあり、我の欲、酒欲にあり、と覚ったことで、それが節約の目的とも一致して、断酒の意外な継続が可能となったのです。
2016.01.23 / Top↑
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