私の感覚では、これも禁煙の結果と似たようなもので、体力が二〇パーセント増、すなわち以前はそれだけ減じていたということです。本来の体力がどうして減退していたかというと、やはり肝臓が飲酒で疲れていて、その回復に睡眠時間をより多くかけねばならなかったことを実感したのです。

 六時間ですむところ、八時間は必要になる、深酒をすると十時間、といったふうに、場合によりけりながら、平均すると二〇パーセントがた時間的にも損をする、と同時に、それでもなお、その日は身体がかったるいと感じていました。

 作家の司馬遼太郎は生前、わが国で本当に偉大な仕事をのこした人は、すべからく酒もタバコもやらなかったと述べています。日本地図をつくった伊能忠敬などを例に挙げていましたが、ほかにどんな人がいたか、忘れました。
2016.03.21 / Top↑
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